無印良品から学ぶ「仕組み化」の極意

このブログ内容は、「無印良品は仕組みが9割」という本の書評をベースに、私自身の体験談や実例を織り交ぜた内容になっております。業務効率化、業務改善、教育、生産性向上、品質担保など、様々な状況でマニュアルは有効な手段になります。参考までにご覧ください。

 

マニュアルを作る必要性とは

「標準無くして改善なし」という言葉が”無印良品は仕組みが9割”に書かれており、非常に感銘を受けました。当たり前の話かもしれませんが、何もないところに改善を入れることは難しいのです。また、あらゆる業務をマニュアル化することで、個人の知識や技術を、全従業員に対して取り入れやすくなります。

 

マニュアル作りは業務改善に有効

実際に私も経験をしたのですが、「ミスが多すぎて何を改善したら良いかわからない」「何かが違うけど、何が間違っているかわからない」という状況に遭遇した時は、現状を把握するために、まずは真実をそのままマニュアルに書き出していくことをおすすめします。

 

マニュアルが作れない領域は基本的にない

基本的に、ルーティンワークとして運用している全ての業務をマニュアル化することができると思います。変な話、接待のマニュアルも作ることができるかもしれませんね。マニュアルは、技術や知恵を共有することができる非常に有効なツールです。

例えば下記のような内容をマニュアル化することができます。

  • 技術を習得する
  • 知恵を共有する
  • 業務効率を上げるための工夫
  • 間違えないように工夫していること
  • うまく接客をするための方法
  • 店舗を良く魅せるための方法
  • お客様とのトラブルでどのように対処すれば良いか
  • 給与計算の方法

 

マニュアル作成の実例

無印良品以外にもマニュアルに力を入れて、成長した企業があります。それは、大手焼肉チェーンの牛角です。もともとは1店舗だった牛角が、なぜ全国展開できたのか?その答えはマニュアルにあります。

牛肉は、切るのが難しく、切り方一つで食感や味まで変わってしまうと言われています。その職人技をアルバイトに1から10まで正確に教えることは、工数もかかりますし、難しいことです。そこで、牛角は職人の道具、技、クセまで全てをこと細かに文章(マニュアル)にしました。

アルバイトでも十分にわかる内容にマニュアル化したことで、コストカット、品質担保などに繋がり、現在の牛角が安定して美味しい肉を提供することができているのです。

 

マニュアルを見返すと仕事の本質を見直すきっかけになる

実は、無印良品が本格的なマニュアル作りをするきっかけとなった出来事があり、その事例を最後に紹介したいと思います。

無印良品は創業10年ほどで第一のブームが終わり、減退期に入りました。100億円近い赤字を出した年もありました。その減退期を救ったのがマニュアルなのです。

なぜ、マニュアルを作成することで無印良品は立ち直ったのか?これは私の意見ですが、マニュアルを作り、見返し、改善を行うというPDCAを全力で行ううちに、明確な目標設定や、コンセプト設計の必要性を感じ、強化されていったのではないかと思います。つまり、社員の方向性が同じ方向に向いたということだと思います。

なぜなら、マニュアル作りには、お客様に対して、何を提供するのか。というゴールを設定する必要があるからです。何のためのマニュアルなのか?何のためにやるのか?というゴール設定が組織横断的に行われた結果、ボトムアップとトップダウンが繰り返され、方向性が全従業員に共有されたのではないかと思います。

 

まとめ

「無印良品は仕組みが9割」という本はおすすめです!ありきたりなことではなく、無印良品で起こったことを元にマニュアル作りの方法が書かれているので、実践的でリアルな内容になっています。実例として、スタッフ教育を行う材料になりますし、自社に当てはめて考えてみるとより深く理解できると思います。